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女性バス運転手インタビューvol.001

女性採用のパイオニア 前編

千葉 須美代さん、悴田 純子さん(株式会社東急トランセ)

2018.02.07

女性バス運転手インタビュー

多くの女性バス運転手が東急トランセで活躍できる秘密

全国のバス運転手のうち、女性比率は1%台と言われる中、株式会社東急トランセ下馬営業所は、営業所所属運転手約90名のうち、10名が女性。これは、なんと全国平均と比べて約10倍の女性比率です。『現役女性バス運転手インタビュー』記念すべき第1回目は、東京都世田谷区にある東急トランセ下馬営業所を訪れ、女性バス運転手が在籍する理由を解明するために、二名の現役女性バス運転手の方にお話を伺いました。

下馬営業所に到着し、まず驚いたのが営業所の綺麗さ!2017年6月に改装したばかりの、新しい営業所です。自動ドアの入口に、小さなノッテちゃん(東急バス様のイメージキャラクター)のシルエットがデザインされていて、キャラクター好きの心をくすぐります。毎日目にするこういった細かい部分、何気なく嬉しい気持ちになりますよね。では、早速バス運転手のお二人とご対面です。

今回、お話をお伺いした株式会社東急トランセ下馬営業所サービス・プロバイダーの千葉須美代さん(右)と悴田純子さん(左)。千葉さんは主に路線バスに、悴田さんは路線バスと高速バスに乗務されている。

他社から見ても、「女性に優しい」東急トランセ

―まず、バス運転手になろうと思ったきっかけを教えて頂けますか?

悴田さん:前職は百貨店で接客をしていたのですが、それ以前に運転関係の仕事をしていたこともあって、運転そのものが好きでした。

千葉さん:私は出身が沖縄なのですが、リゾート地で観光バスを運転する女性を見て「かっこいいな!」と思ったことがきっかけです。運転も好きですし、「ちょっとやってみようかな」という感じで、免許を取得しました。東急トランセに入社する前は、沖縄で観光バスを運転していたこともありました。観光バスの運転もとても楽しかったです。

―お二人とも運転が好き、という点が共通されていますね。
たくさんバス会社がある中で、どうして東急トランセを選ばれたのですか?

悴田さん:実は、他のバス会社さんでも採用試験を受けていたのですが、その時受けた会社から「トランセさんは女性が働ける環境が整っているよ」と教えて頂きました。その会社は、女性の休憩室がなかったり、制度もまだ整っていなかったりしました…。その時に初めて東急トランセに応募してみようという気持ちになりました。

―なるほど、東急トランセは他のバス会社様から見ても「女性バス運転手」に優しい企業なのですね。
千葉さんはどうして東急トランセを選ばれたのですか?

千葉さん:私も、他のバス会社さんと悩みました。東急トランセのように、「サービスを大事にしたい」という会社は他にもありましたが、やはり話を聞いているとサービスを重視した「サービス・プロバイダー*」や「東急」のブランドに安心感が持てたということが大きいです。それに、東京に遊びに来た際にトランセのバスを見て、「あぁ、ここがいいな」と直感で思いました。

※東急トランセはバス乗務員のことを「サービス・プロバイダー」と呼び、お客様に安全に乗車頂くということはもちろん、「サービスの提供」を付加価値としています。

―実際にご入社されて、バス運転手のお仕事はいかがですか?

悴田さん:車の運転なので、緊張感を持っていないといけないという点はやはり責任を伴いますし、神経を使います。私は、最初は路線バスを担当していましたが、昨年あたりから高速バスも担当するようになりました。羽田空港を行き来する空港線や、最近では河口湖のあたりまで行くこともあります。
路線も高速も、どちらもお客様を無事終点までお連れできたときはほっとします。御礼を言って頂けることもあるので、これからも頑張ろう! という気持ちになったりします。

初めは路線バスを担当し、現在は高速バスにも乗務している悴田さん。

ひとりで悩まない。皆で協力して乗り越える環境が整っている

―社内の雰囲気はいかがですか?

悴田さん:お休みは不規則なので、大変な面もあるのですが、平日のお休みですと、お買い物に行ってもすいてるというのは嬉しいです。(女性の運転手が)皆働いている時間がバラバラなので、全然会わないことがあったりします。ただそれで不自由を感じたりすることはないです。逆にたまに会ったら嬉しいというか、会った時にいろいろな話ができるのが良いところだと思います。

―ズバリ、東急トランセの女性バス運転手の方が働きやすい理由は何だと思いますか?

悴田さん:何かあっても周りにすぐ話せるというところだと思います。女性のリーダーもいますし、男性でも支部長をはじめ、皆話しやすくて気にかけてくれます。困ったときは自分ひとりで「どうしよう…」という風にはならずに、皆が「どうにかしなきゃ!」という感じで協力してくれるというか。嫌なことがあったり、変えたいことがあったりしたら、協力してもらえる環境が整っていることが大きいと感じます。

千葉さん:普段皆で集まってなんでも話せるのは本当に良いことだと思います。「不満に思っていることって何かあるかな?」と今いろいろ思い出していたのですが、皆で話せる環境があるから案外たまらないのかもしれないなって思いました(笑)それに、設備も2017年6月に改装したばかりで、綺麗だから毎日気持ち良く勤務できています。

―千葉さんはご結婚されているとのことですが、プライベートとの両立はどのようにされていますか?

千葉さん:最初はシフトも不規則だったので、少し心配でしたが、例えば遅い出勤の時には作り置きをしたりもできますし、シフトに合わせてご飯を食べる時間を自分で考えて調整すれば両立もできますね

―慣れと工夫で両立も可能ということですね。そうでないと10年以上続けられないですよね。

千葉さん:そうですね(笑)

悴田さん:千葉さんみたいに結婚しても普通に働き続けられる環境なのはすごいことだと思います。中にはお子さんがいる方もいまして、「ママさんダイヤ」という制度もあります。今後さらにそういう制度にバリエーションが増えて、もっと選択肢が広がれば「バス運転手になりたいけど、どうしよう?」と悩んでいる方も、もっと働けるようになるのではないかと思います。もちろん、今も十分整っている環境だとは思いますけどね。

ご結婚されてからも、約12年、東急トランセでバス運転手として活躍されている千葉さん。

―お二人は今後どのようなバス運転手になりたいですか?

千葉さん:観光バスにもう一度乗務してみたいなと思うことはあります。東急トランセだと、空港線とかもかっこいいですよね。ただ、今はこのまま路線バスで頑張りたいと思っています。

悴田さん:私は、もっと道路や運転技術を勉強し、上達していきたいと思っています。例えば雪が降った後に「道が通行止めになってしまった!」となると、道がわからなければ迂回する自信もないですし、指示されてもわからないかもしれないと思うと勉強の必要性を感じます。それにやはりただこなすだけだとつまらないと思うので、頑張って知識も技術も向上させたいです。

男性社会だからこそ、お客様に喜んで頂けることも

―最後に、お二人から女性でバス運転手になろうと思っている方へのアドバイスやメッセージをお願いします。

千葉さん:バス運転手をしていて本当に嬉しい気持ちになるのは、運転している中でお客様から感謝されて、ありがとうと言われた時です。1日運転して、無事に無事故で終わった後の達成感は本当に気持ち良いです!
それに、まだ業界としては男性が多いので、お客様も私が運転していると、「あ、女の人だ!」と言って喜んでくれたり、お子様も外から「バイバイ」と手を振ってくれたりします。そういうのも1日なんとなく楽しい気持ちになるというか、バス運転手になって良かったなと思います。ですので、どんどん女性のバス運転手が増えて欲しいなと思います。

悴田さん:千葉さんのおっしゃる通り、良いこともあったり、ちょっとした発見や出会いで楽しさもあったりする職業だと思います。営業所も運転手だけではなく、いろんな職種の方がいらっしゃいます。私も業界のことをよくわからないまま入社したので、不安はありましたが、それでも周りの方が支えて教えてくれるので、なんとかやってこられました! 未経験の方や「やったことないから」「わからないから」という方でも全く問題ないと思います。「男性の方が多いから不安」という方も、男性は結構マイペースな感じなので、さっぱりしているというか、男性が多いから馴染めないということはなく、あまり男女関係なく仕事はしやすいと思います。

和やかな雰囲気の中、女性バス運転手についてお話頂いた千葉さんと悴田さん。

―本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

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